AGAの原因について

AGAの原因としては「遺伝」「食生活」「ストレス」などが有名ですが、最近の研究によってさらに興味深い内容が分かってきました。
それは「AGAの脱毛部からは、高濃度のDHT(ジヒドロテストステロン)が検出される」ということです。
DHTとは、男性ホルモンの1つであるテストステロンが「5-アルファ還元酵素」によって変換された物質であり、強力な脱毛作用を持つことで知られています。
つまり、このDHTこそがAGAの根本的な原因であったというわけです。
ところで、私達の髪は1)新しい毛が生えて成長する成長期、2)毛根が浅くなって毛が抜ける準備をする退行期、3)毛が抜け落ちて新しい毛が生える準備をする休止期というヘアサイクルを繰り返しているのをご存知でしょうか?DHTは、毛乳頭にあるレセプターと結び付くことで毛母細胞に髪の成長を抑制させる信号を出し、このヘアサイクルを急速的に休止期へと追いやる働きがあります。
また、DHTの怖さはそれだけではありません。
髪が抜け落ちた後も新しい毛が生えてくるのを阻害し、髪自体を細くする働きも持っているのです。
そのため、せっかく生えてきた毛も産毛のようで、すぐに抜け落ちてしまうということを繰り返し、やがては生えてくることさえなくなってしまいます。
さらに、DHTが皮脂を分泌する皮脂腺にあるレセプターと結び付くと、皮脂を増加させる信号を出すことも知られており、結果として毛穴に汚れが詰まったり炎症を起こしたりして抜け毛をさらに促進させることにつながります。
なお、DHTによって毛母細胞の働きを阻害されると、血流が低下することも分かっています。
このように、DHTはあらゆる面からヘアサイクルの周期に乱れを生じさせ、髪の成長や生え変わりを邪魔します。
しかしながら、テストステロンをDHTへと変換する「5-アルファ還元酵素」を阻害する薬を服用すれば、治療が出来ることも分かってきました。
抜け毛や薄毛に悩む男性の皆さん、どうか諦めずに治療を受けましょう。

