食生活とAGA

AGAの対策としては、食生活の改善も重要です。
脂肪分、特に動物性油脂の過剰摂取は、男性ホルモンの生成を活性化させて血中の男性ホルモン濃度を上昇させます。
もちろん、男性ホルモン濃度の上昇がAGAの直接的な原因になるわけではありませんが、脂肪分の過剰摂取によって皮脂が多く分泌されるようになると、毛穴の詰まりや炎症を引き起こし、それがAGAにつながる可能性は十分にあるのです。
また、糖分の過剰摂取はインシュリンホルモンの分泌を活発化させると同時にアラキドン酸という男性ホルモンの生成も促進させ、血中の男性ホルモン濃度を上昇させます。
AGAの予防や改善に一役買ってくれる栄養成分としては「たんぱく質」「ビタミンA」「ビタミンB群」「ビタミンC」「ビタミンE」「亜鉛」が挙げられます。
まず「たんぱく質」は、肉や魚、大豆食品に多く含まれる成分です。
たんぱく質は20種類のアミノ酸によって構成されていますが、その中には体内で合成されない必須アミノ酸も含まれています。
髪の栄養源となる「メチオニン」は必須アミノ酸の1つですから、積極的に食事で補うようにしたいものです。
ただし、動物性たんぱく質の過剰摂取には注意しましょう。
次の「ビタミンA」は、緑黄色野菜やレバー、うなぎに多く含まれる成分です。
細胞分裂を促進させ、頭皮を健康に保つ作用があります。
「ビタミンB群」には、ビタミンB1、B2、B3(ナイアシン)、B5(パンテトン酸)、B6、B12、葉酸などがあります。
食事によって摂取したたんぱく質を体内で利用出来る形に変える働きがある他、皮脂の分泌や皮膚の新陳代謝をコントロールする作用も担っています。
「ビタミンC」は、柑橘類や苺、生野菜に多く含まれる成分です。
血管や頭皮を健康に保ったり、抗ストレスホルモンの分泌を促進させてストレスを緩和させたりする働きがあります。
「ビタミンE」は、植物油やナッツ類、魚、胡麻などに多く含まれる成分です。
毛細血管を拡張させ、毛乳頭まで栄養を行き渡らせるのに一役買ってくれます。
「亜鉛」は、貝類やウナギ、海藻類に多く含まれる成分です。
髪の主成分であるケラチンの合成を助ける働きがあります。
上記の他、唐辛子に多く含まれる「カプサイシン」と、大豆に多く含まれる「イソフラボン」を同時に摂取することで、毛乳頭に発毛の命令を出す「IGF-1」という物質が作られることが分かっています。

