ストレスとAGA

AGAにはストレスが影響して起こる場合もあり、これを「ストレス性AGA」と呼びます。
ストレス性AGAも、他のAGAと同じく男性ホルモンがDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されて発症するものですが、大きな特徴は「副腎で作られるアンドロゲンがDHTに変換される」という点です。
一般的なAGAの場合、主に睾丸で作られるテストステロンがDHTに変換されますので、それを阻害するフィナステリド(プロペシア)という薬が効果を発揮します。
つまり、飲む育毛剤として知られるフィナステリド(プロペシア)は、ストレス性AGAには有効ではないということです。
現在、ストレス性AGAに有効な内服薬は開発されていません。
それでは、ストレスが原因のAGAに悩む人は、回復の手立てがないのでしょうか?いいえ、決してそんなことはありません。
まずは、ストレスの元となる要因を見つけ出し、除去もしくは緩和させることが先決です。
ストレスの要因となる主なものとしては、労働状況や人間関係、不眠(もしくは睡眠不足)、環境や生活習慣の変化などが挙げられます。
要因自体を取り除いたり改善させたりすることが難しい場合には、身近に相談相手を作ったり、気分転換やストレス解消法を見つけたりなど上手に付き合っていく手立てを見つけるようにしましょう。
また、煙草のニコチンもストレスの要因となります。
AGAに悩んでいて、現在煙草を吸っているという方は、意外と禁煙をするだけでAGAの状態も改善されるケースも多くあるのが実情です。
この機会に、禁煙に乗り出してみるのも良いかもしれませんね。
医療機関の中には禁煙外来を設けている所もありますので、こういった所を活用すると禁煙への近道につながります。
なお、同じAGAでもストレス性AGAと遺伝性AGAを合併するケースもあります。
こういった場合には、双方からのアプローチが必要となりますので、必ず専門の医療機関で治療を受けてください。
心療内科などと連携しながら治療を進める場合もあります。

