男性型脱毛症(AGA)はどうして起こるのか?

男性型脱毛症(AGA)に関する研究は日々進んでおり、今では睾丸で生成されるテストステロンという男性ホルモンが「5-アルファ還元酵素」の作用によってDHT(ジヒドロテストステロン)へと変換されることによって発症することが分かっています。
DHTは、強力な脱毛作用を及ぼす物質であり、髪が抜けた後も新しい毛が生えてくるのを邪魔する働きも併せ持つというクセモノです。
男性脱毛症の原因、つまり男性ホルモンをDHTへと変換させるきっかけを作る要素としては、以下のようなものが考えられます。
1.遺伝……AGAになりやすい体質は遺伝で受け継がれるというのは、もう随分と昔から言われていることです。
最近では、ADA遺伝子検査キットという物が販売されています。
インターネットなどで手軽に購入することが可能ですが、ADAの治療を取り扱う医療機関でも検査を受けることが出来ますし、こちらの方がより確実な検査結果を得られますのでおすすめです。
2.食生活……脂肪分(特に動物性脂肪)や糖分には、男性ホルモンの生成を活性化させて血中の男性ホルモン濃度を上げる作用があります。
また、脂肪分を摂り過ぎると頭皮の毛穴に汚れが詰まったり、皮脂の過剰分泌が起こったりしてAGAのリスクを高めます。
バランスの良い食生活を心がけることがAGAを予防する第一歩と言えるでしょう。
3.ストレス……ストレスによる脱毛症も、他の要素が原因で発症するAGAと同様に男性ホルモンがDHTに変換されることによって起こります。
しかし、他のAGAのように睾丸で作られるテストステロンが変換されるのではなく「副腎で作られるアンドロゲン」が変換される点に大きな特徴があると言えるでしょう。
つまり、純粋にストレスだけが原因で発症するAGAには、フィナステリド(プロペリア)は効力を発揮しないということです。
ただし、実際にはストレス以外の要素も併発しているケースが大変多いのが実情なので、自己判断せず医療機関へ一度相談に出向いてみましょう。

